食卓にならんだごはん、漬物、焼き魚や唐揚げ・とんかつ・コロッケ、そしておみそ汁。
「いただきます。」と手を合わせて、ゆっくりとおわんを手にとる。
沸かさないように注意したおみそ汁。
適温のみそ汁をひとくち口に運んだとき、
「あ〜」とも「は〜」とも言えない声がもれる。
体に「食事がはじまるよ」と話しかける合図のような、
「さぁ、これからごはんたべるよ」と号令のかけるようなもの。
そのあとに、箸をつける真っ白なごはんも、
適度な量の醤油がかかった焼じゃけも、
ひとくち目のおみそ汁がよりおいしくしてくれる。
みそ汁のすごいところは、毎日食べても食べ飽きないところ。
出汁と味噌の掛け算だけでも何通りものおみそ汁ができる。
ご覧いただいている皆さんのお気に入りの1品になったらと、
CAMOCYからおみそ汁のレシピをお届けしていきます。
「おみそ汁がのみたくて」第一回目となる今回は、夏に食べ残してしまった素麺もおいしくいただける「鶏肉と長ねぎとそうめんのおみそ汁」のレシピです。
今回のポイントは出汁。
まずは、煮干し・昆布・干し椎茸でとった旨味たっぷりの出汁のレシピをご紹介します。
煮干し・昆布・干し椎茸のだしのとり方
<材料>
煮干し 10g
昆布 5g
干し椎茸 2個
水 900㎖
<だしのとり方>
①煮干しの頭とワタをとって、昆布と干し椎茸と一緒に水につけておく。
*前日に冷蔵庫に入れておくと便利です。(最低でも常温で1時間以上置く)
②鍋に①を移し、弱火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出し、そのまま5分煮出したら出来上がりです。
*干し椎茸は、薄切りにして具に使えます。
煮干しのイノシン酸、昆布のグルタミン酸、干し椎茸のグアニル酸。
旨味の相乗効果でぐっとおいしくなった出汁を使って、味噌汁を作りましょう。
鶏肉と長ねぎとそうめんのおみそ汁
<材料> 4人分
鶏もも肉 50g
長ねぎ 1/2本
そうめん 1束
酒 大さじ1
煮干し・昆布・干し椎茸のだし 800㎖ (なければ合わせだしでも)
おらほの味噌 30g なければ八丁味噌(分量は調整してください)
<作り方>
①鶏もも肉を小さめのひとくち大に切る。長ねぎを斜め切りにする。干し椎茸も薄切りにする。
②鍋にだしと酒を入れて、一煮立ちさせ、鶏もも肉と長ねぎを入れて弱火で3分煮る。
③味噌を溶かして、さらに3分ほど煮る。
④別の鍋で茹でた、そうめんをおわんに入れ、③を注ぐ。
これだけで、しっかり朝ごはんに。夜食にもどうぞ。
次回は、秋の味覚で作る「鮭と里芋のおみそ汁」のレシピをお届けします。